わたるんといっしょ
告げ口みたいで気が引けるが、結局のところ溝出の悪さの後処理は飼い主たる狐面双子が相応しいのだ。
こってり絞られても、また悪さをする溝出への因果応報でもある。
今にでも冬月たちに連絡してもいいが、きっとあのレジェンズメェンはすぐにお金をかき集めてくる。
当たらないクジに夢を見て、引く度に絶望するだなんてあまりにも不憫。なんとかここで終わらしたいものの。
「……」
いや、考えるまでもないかと、わたるんはクジ箱に手を入れた。
「おい、金!万引きだぞ、てめえ!」
「冬月君たちから逃げたあと、僕の家に来てもいいですから」
「どうぞっ、三回ぐらい引きやがれてください、ごるあぁ!」