わたるんといっしょ
「川堀さんは、何でそこまで、分かるんですか?」
「死にたがりやの顔が分かると言いますか。患者の顔を伺っただけで、『ああ、こんな病気だ』と分かる医者に近い感覚なのかもしれませんねぇ。いやぁ、でも、少年の間違いあっては、私の目も節穴なんでしょうがねぇ。
ですが、あの男の奇行からして断定はできますし、自分がした行いを写真として保存するあたり、死んだあとでも、自分のことを知らしめたいという、馬鹿な野心が丸見えですよ」
「でも、写真撮っても、知らしめるだなんて」
せいぜいあの男の親族が見る程度だが、あんな豪遊ぶりを親に見せつけたいと思わないだろうに。
ピクシーが大人しく角砂糖を舐めるのを確認して、川堀に聞いた。