わたるんといっしょ


「五十鈴さんの他の死神……魂の伐採人って、他にどんな人がいるんですか」


死神という呼び方をあまり良く思っていない五十鈴に配慮し、聞いてみた。


無論のことながら、「なんだいきなり」と言われたものの、五十鈴の性格上、聞かれたことにはきちんと答えてはくれる。


「そうだな。伐採人全てと顔合わせしているわけではないし、皆各地にいるため、どうとは言えないが、そこは人間と一緒だ。数あれば、十人十色にもなれる」


「なるほど」


何を期待してこんなことを聞いたんだろうと、思う。


川堀についてか、にしても、『話さないでほしい』と言われた手前、ここで彼に繋がる話はしない方がいいのだが。


「皆一様に伐採人としての勤めを果たすが、やはりは私のようにルールを守らないものもいてな。ああ、ますますもって人間だ。心あれば、自制が利かないこともある」


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