わたるんといっしょ


「ったく、あんのお人好し属性が。危ない橋、渡んなら沈めてやんぞ、クソが」


「犬っちは、そうでなくちゃねー」


「なんのことぉ?ふええ、ボク分かんないよぅ。――つか、アルカディア押し付けんなよ。苺ちゃんテイストで行きてえのに、股間痛くなんじゃねえかっ!」


くんずほぐれつもそこそこに、このまま惨事の事なきを得ようと誰もが思った瞬間――教室の扉が大仰に破られた。


硬直する面々。廊下から蹴破られ、教室内に吹き飛ばされた扉が溝出に直撃したのはさておき。


「……」


バッドを持った生徒が教室内に足を踏み入れる。


「た、隊長!」


「あ、あいつは……!会員番号45!阿行さんが、わたるんの魔の手に落ちたことで人生を諦めて不良Aとなった45番ではないか!」


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