わたるんといっしょ
「まあだ寝ぼけてんのか、ええ?寝かすか、いっそ。とびっきりの悪夢見るような呪いかけて寝かすぞ」
「藤馬さん、僕――初めて『助けて』と言った気がします」
「噛み合わねえ会話するてめえの舌炙るぞ?」
「あ、わざわざここまで運んでくれてありがとうございます。布団まで敷いてくれて」
「はいはいはい、もー抜くわ。抜いて喋れねえようにしてやっか?それとも、砂糖コーティングな脳みそに塩でも塗りたくる?――とりあえず、土下座して謝れガキ!」
「ありがとうございます」
「一から躾るぞ、ボケっ!」
頭を掴み無理矢理下げさせる藤馬の乱暴あっても、渉の笑みは絶えない。