わたるんといっしょ
よく見れば、布団もあり――自室であることは把握したが、戻って来た記憶がない。
「僕、夢で……」
疑問符が尽きない。
外に出ていたのに何故中に。そうして昨晩のアレは、やはり『金づち女』の夢だったのか。ならば僕は七日目に殺されるのか。
ぐるぐるミックスされた疑問も、藤馬にとっては知らぬ存ぜぬ。額に風車を叩きつけられた。
「イタズラで済まされねえぜ、わたるんよぅ。台無しのおじゃんでパー。パーだよっ、パー!また一から地道に指し直しじゃねえかっ!俺がやったことを無意味にすんじゃねえぞ、カス!」
デメリットを嫌う藤馬らしさで、これは現実だと認識し――
「藤馬さんがいてくれて、良かった」
安心したと笑えば、蹴られた。