宇宙人とストーカーと私
いや、奴のことを考えるのはやめよう。
それだけで気分が鬱々としてくる。
せっかく今朝は気分がいいんだ。
どうせならこのまま今日一日上機嫌で過ごしたいなぁ。
まあ無理だろうけど。
―――そう、不本意ではあるけれど最早日常と化してしまったこの不愉快な一日が、今日も平和に過ぎていくのだと、
思っていた。
この時までは。
みたいなかっこいいプロローグ的なものを一度言ってみたかった。
現実逃避はほどほどにして、そろそろ学校へ急ごう。