【完】運命は罠と共に
髪の毛をざっくり拭きあげて、いざ着替えようとしたけれど、急に連れてこられたわけだから着替えがあるはずは無かった。


なのに……


「なんで私の下着があるの?」


なぜだか自宅にあるはずの、見覚えのある下着が脱衣所に置いてあった。


まさか……

最初から私を連れてくるつもりで、家から持ってきた?


あの人ならやりかねないよね。


まぁ、それはいいとして、なんで、なんで下着以外は洋輔さんのシャツらしきものが一枚置いてあるだけだった。


「これを着ろと?」


羽織ってみると、太ももまで少し隠れるくらいの丈だった。


これならいけるか?


平均的身長の私でも、これだけの体格差がでるって、洋輔さん本当に大きいよね。


「仕方ない。これで戻りますか」


与えられた服だけを身に纏って寝室に戻ることにした。
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