私を壊して そしてキスして
小さ目のボストンバック一つ。
少しの着替えと、日用品だけ持って、私は家を出た。
部屋が見つかるまでは、彼のところにお世話になることになって。
母は、私の切羽詰まった状態に気がついていたんだ。
けれど、靖司さんに迷惑をかけた手前、何も言えなかったのかもしれない。
だから、すぐに行きなさいと勧めてくれもした。
反対されると思っていたのに。
何度も何度も翔梧さんに頭を下げて、私の事を気遣う発言を繰り返す母を見て、何だか申し訳なくなってしまった。
きっと、この婚約破棄で、母だって苦しんだと思うのに。
「心配なさらないでください。なにかあれば、すぐに助けを求めさせていただきますから」
そう言ってくれたのは、翔梧さんの優しさ。
きっと母の心配も、すべて分かっていて。
少しの着替えと、日用品だけ持って、私は家を出た。
部屋が見つかるまでは、彼のところにお世話になることになって。
母は、私の切羽詰まった状態に気がついていたんだ。
けれど、靖司さんに迷惑をかけた手前、何も言えなかったのかもしれない。
だから、すぐに行きなさいと勧めてくれもした。
反対されると思っていたのに。
何度も何度も翔梧さんに頭を下げて、私の事を気遣う発言を繰り返す母を見て、何だか申し訳なくなってしまった。
きっと、この婚約破棄で、母だって苦しんだと思うのに。
「心配なさらないでください。なにかあれば、すぐに助けを求めさせていただきますから」
そう言ってくれたのは、翔梧さんの優しさ。
きっと母の心配も、すべて分かっていて。