騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~
ストーカーにあってるかもと、怯えていた時。
「俺が守ってやるから」
そう言ってくれた時、すっごく格好良かった。
何事もなく、家に到着して。
家に入る前に、いつも優しくキスをしてくれる。
こんな穏やかな日々がずっと続けばいい。
そう思っていた。
夏には秀ちゃんの3度目になる甲子園出場。
もちろんレギュラーの秀ちゃんは、予選から大活躍だった。
惜しくも決勝戦で敗れたものの、大健闘した秀ちゃんたち。
それに、秀ちゃんはメディアでも騒がれるようになり、プロからもお誘いの声がかかるようになった。
この時期になると、秀ちゃんは「天才ピッチャー」として騒がれるのが当たり前。
そして、甲子園も終わり秋に入った頃のことだった。
もうこの頃は、ストーカーのことなんてすっかり忘れていて。