騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~
やっぱり……
わたしは秀ちゃんの傍にいてはいけないんだ。
傍にいたら、また秀ちゃんを傷つけてしまう。
秀ちゃんを悲しませてしまう。
だから、わたしは誰も言わずに……
アメリカへと旅立った。
ちょうど、わたしの両親がアメリカに帰りたいと言っていて。
それを利用することにした。
さようなら、秀ちゃん。
夢を奪ってしまってごめんなさい。
秀ちゃんに恨まれても仕方ないと思ってる。
わたしのこと、許せないのも分かってる。
でも秀ちゃん……
もう二度と秀ちゃんの前に現れないから、もう少し好きでいさせてほしい。
そう決意して、わたしは秀ちゃんの前から姿を消した。