騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~
そして、次の日。
ついに会議の時間がやってきた。
「あのー、店長。考え直しません?」
苦笑いを浮かべたジョンが、店長に提案している。
「何をだ?」
「麻菜……じゃなかった。加藤を会議に参加させるというのは……どうかと」
「加藤は何年も向こうにいたんだろう。だったら、頼りになるじゃないか」
完璧、店長に頼られてしまったらしい。
どうしたらいいものか。
わたし、全然頼りにならないのに。
「店長、俺も止めておいた方がいいかと……」
仲森さんもそんなことを言っていたけれど、ちょうどその時。
―――ガチャッ
本社の方たちが到着したらしく、続々とスーツ姿のアメリカ人が入ってきた。