騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~
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事件は会議が終わり、定時を過ぎてから起こった。
会議が終わった後、仲森さんたちから逃げてきてしまったから。
結局、会議の内容を聞くことが出来なかった。
結局この店のコンセプト、何になったんだろう。
ふと、そんなことを考えながら化粧室を出た。
ちょうど、その時。
バシッといい音がしたと思ったら、またしても誰かに背中を叩かれる。
なんだか、わたし……最近、背中叩かれることが多い気が。
「麻ー菜ちゃん!お疲れー」
「えっ、あっ、今度は幸さんですか」
店長の次は幸さんに叩かれ……
幸さんって結構力強いから、思わず前のめりになっちゃったよ。
「じゃあ、私急いでるから!お先にー!」
にこりと微笑んだ幸さんは、どこか違う気がする。
いつもの仕事終わりの幸さんより、少し化粧に気合が入っていて、髪型もしっかりセットし直されている。