騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~

3.2人に挟まれて




事件は会議が終わり、定時を過ぎてから起こった。


会議が終わった後、仲森さんたちから逃げてきてしまったから。


結局、会議の内容を聞くことが出来なかった。


結局この店のコンセプト、何になったんだろう。


ふと、そんなことを考えながら化粧室を出た。




ちょうど、その時。

バシッといい音がしたと思ったら、またしても誰かに背中を叩かれる。


なんだか、わたし……最近、背中叩かれることが多い気が。




「麻ー菜ちゃん!お疲れー」

「えっ、あっ、今度は幸さんですか」



店長の次は幸さんに叩かれ……

幸さんって結構力強いから、思わず前のめりになっちゃったよ。




「じゃあ、私急いでるから!お先にー!」


にこりと微笑んだ幸さんは、どこか違う気がする。


いつもの仕事終わりの幸さんより、少し化粧に気合が入っていて、髪型もしっかりセットし直されている。






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