騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~



「あら?麻菜ちゃん、寝ちゃったの?」

「麻菜があんまり強くないのに、お前があんなに勧めるからだろ」

「まさか、こんなに弱いとは思わなくて。それにしても秀平の肩にもたれちゃって。本当可愛いわね、麻菜ちゃん」

「ふっ、ジョンは見るなよ」

「うっわー、すっごい独占欲ー。こんな子どもっぽい男を麻菜が好きだなんて」

「うっせーな」

「それより副店長、早く麻菜さんを連れて帰ってあげないと」

「そうだな。悪いけど、村田ちゃん。タクシー呼んで」





< 392 / 519 >

この作品をシェア

pagetop