騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~
「う、うん」
そう返事をすると、安心したように微笑んだ彼はそっとわたしにキスをした。
「絶対破るなよ?もし破ったら、お仕置きだから」
それからギュッと力いっぱい抱きしめられた。
その時にふわりと彼からシャンプーの香りがして。
それとは対照的な自分の臭いが気になった。
「秀ちゃん、離して!シャワー浴びてくる!」
「いいよ、そんなの後で。もう少し寝よう」
「でも、わたし臭いから」