騙されてあげる～鬼上司に秘密の恋心～

「た、たぶん……」

「麻菜ちゃんったら、もしかしてジョンが離れちゃって寂しいの？」

「まさか！そんなことあるわけないじゃないですか！」

「ふふっ、そう？」


少し寂しかったのは事実だ。


今まであんなにうるさく絡んできたジョンが。

最近少しだけ静かになったから。




「それより、麻菜ちゃん。ごめんなさいね。わたしと秀平のこと誤解してたんだって？薫くんに聞いたわ」

「薫くん……？」