【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱







「すっかり忘れてた。





 こいつは、乱舞のことを




 知らないんだった」







 奏太さんの物忘れは、




 前代未聞です(私の中で)







「一回しか言わねェから、よく聞いとけよ」






 奏太さんは言ってから、




 私の方を見た。




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