白いジャージ9 ~最終章~
「で、結婚した今は、気持ちも変わった?どう?風俗行かね?」
健二がニヤニヤしながらまた俺にすり寄ってくる。
「行きません。絶対に行きません」
「はははは。そりゃそうだな」
こんな会話をしながら、ボーリング場へと移動した。
ボーリング組とカラオケ組に分かれることになった。
「新垣君、カラオケおいでよ~」
と大竹に声をかけられたが、俺はボーリングにした。
歌うなら、直に歌いたい。
直のいないカラオケは寂しい。