マスカレードに誘われて

鎧も彼等に気づき、各々に武器を構える。
そして、彼等に向かって振りかざしてきた。

それをロイは受け止め、キースに向かって呟く。

「鎧を一目見たときから思ってたんだけどさ……」

「何でしょう?」

「勝てる気がしないんだよね……」

自嘲気味に笑い、何とか鎧の剣を押し退ける。
キースも敵の白刃を弾き返し、ロイに向かって微笑む。

「大丈夫ですよ。今のロイ様なら、絶対に勝てます」

「そうかな?……まぁ、剣の達人のキースがいれば、問題はないかな」

「冗談は止めてください。笑えませんよ」

「冗談じゃないんだけどなぁ……」

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