★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。






だけど……





何処に行っても…





どの時代に行ったとしても…





私の願いが叶う事は無くて…






いつの間にか…色々な事が起こって…






でも…………まだ“壬生浪士組“だから…






まだ“新撰組“にはなっていないから…






そう言って自分に言い聞かせて……






まだ……大丈夫。






まだ時間はある。







そう思ってた。





でも……






その自分に言い聞かせていた言葉が…







私を安心させる言葉が……






二日後には全て崩れ去る。







それが怖くて……






不安で…………






時の流れに呑み込まれそうで…





どうしても………





震えが止まらなくなる。
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