叶多とあたし
って思ったんだけど、2人はすぐに見つかった。
近くのサイクリングコーナーにいたのだ。
サイクリングと言っても、なのちゃんは足が届かないから叶多がずっとこぐ形だ。
なのちゃん楽しそう。
叶多は…………
ふうん。
あんな小さい子相手ならそんな顔もできるのね。
そこには、柔らかく笑う叶多の顔があったのだ。
私はあいつのあんな顔……
知らない。
てか、知ってるのかわからない。
「ばーか」
何故そう呟いたのかはわからない。
何故かそう言いたくなった。