覚悟しな生徒会諸君!!!
おれが扉に向かって歩き出したら
「あっ!ちょっと待って!♪♪
俺もいくよ~ん♪♪」
そう言っておれを引き止めてきた
…そういえば椿咲哉はここで
なにをやっていたのだろうか?
椿咲哉に目を向けてみると、
驚愕した
大量の書類を腕に抱えているのだ
顎くらいまで書類で埋まっている。
「…なんでそんなの…持ってるの?」
「えっ、だってこれ俺の仕事でしょ~??w
寮に帰ってやろっかな~って思って~♪♪」
意外だ…意外すぎる。さっきから
予想外のことが起こりまくっている
まず、椿咲哉は仕事なんて出来るのか?
というかやる気があったのか?
絶対サボるだろうと思っていた。
…意外と真面目な人物らしい。
それからおれと椿咲哉は一緒に寮へ
もどった。
それで、おれの部屋まできっちり
送ってくれた。
「夜は危ないからね♫
おっやすみ~!♪♪」
もしかして、おれを心配して…?
目の前にいるヘラヘラした絶世の美貌の
持ち主を見てみる
なにを考えているのかわからないが
悪いやつではないらしい。
ネックレスも見つけてくれたし。
…そーいえば、お礼を言っていない…
「あのッ…!」
…あれ?
椿咲哉はもうすでにおれに背を向けて
歩きはじめていた。
はやっ…
また今度でいいか。
そう思って部屋に入ろうとすると
「あぁ!!」
後ろから誰かが叫んだ声がした。
まぁ、ここには椿咲哉しかいないの
だけど。
後ろを振り向くと案の定
椿咲哉がおれに向かって叫んでいた
「…ど…したのー?」
「名前聞くの忘れたー!w
あなたのお名前なぁに~??♪♪」
えっ、くだらなッ…
名前聞くために叫んだのか…
フフッ…ハハハ…!
笑っているおれを不思議そうに見ている
椿咲哉。
「おれの名前は…ウィリアム・スリングビー
だよ…咲哉…」
「そっか、これからよろしく☆
ウィル♪♪」
日本でウィルと呼ばれるのは
アニメの名前みたいで嫌なんだけど
咲哉なら意外と大丈夫かも
しれない。
「…よろしく。」
そう言いながらポケットのなかにある
ネックレスとハンカチの存在を確かめて
口元が緩むのを感じながら部屋のなか
に入った。