運命
「あ、あれがヒロ兄の弟」





あれと指差したその先には
この間のヒロのように
車椅子を担いだ
若い男が1人いた






「ケンちゃん
こっちこっち」





手招きしてケンを呼んだ





「歩いちゃダメじゃないっすか!
兄貴に俺が怒られるンすからね」




ケンは車椅子を
アスファルトに広げると
葉月のもとへ
駆けて来た





「ヒロ兄もケンも!
いつまでも車椅子になんて
乗ってられないよ!」




葉月はケンを思いっきり睨んだ





「ケド危ないし…」









ヒロとは違って
弟のケンは随分葉月に対して
弱いんだな



と亮はしみじみ思った
















「あっ
この人が前ここに
ヒロ兄と来た時会った
神崎亮さんと彼女の夏海さん」





言い合いも終わったらしく
葉月が亮たちを
ケンに紹介した

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