彼は人魚姫!
「で、でも、この格好はないんじゃない?」
「ママが喜ぶと思ったんだ。久しぶりでしょ?僕のカラダ」
そ、そりゃあ久しぶりだけど。
いや、違う。そういう事じゃない。
「風邪引くでしょ?時期を考えなさいって」
「ほら、そっちの心配。すっぽんぽんは構わないんだ?」
顔が一気に赤くなるのが分かった。
人間、本心が隠せない時がある。
もう、どう言い訳したらいいのか分からない。
すると、しぃが優しくあたしの体を引き寄せて一緒に毛布にくるまった。
「これからはママのカフェを一緒にやる。凪が結婚祝いに店を譲ってくれた。僕はここでママと生きて行く。もうどこにも行かない。……ママ、ずっと、こうしたかった。この手で触れたかった」
あたしも……。
「お帰り。しぃ」
人魚姫はいつだって愛する人の事を深く想ってる。
例え泡になろうとも、その人の幸せを願い、守る。
でも、男の人魚はちょっと違う。
愛する人をとことん愛して、愛されてしまう。
きっと素敵な魔法をかけられた。
永遠に解けない深い愛の魔法。
ずっと愛してくれる。
ずっと大事にしてくれる。
そして、あたしもずっと愛し続ける。
すっぽんぽんのあなたを。
~完~
2013年12月2日 霧の深かった日
「ママが喜ぶと思ったんだ。久しぶりでしょ?僕のカラダ」
そ、そりゃあ久しぶりだけど。
いや、違う。そういう事じゃない。
「風邪引くでしょ?時期を考えなさいって」
「ほら、そっちの心配。すっぽんぽんは構わないんだ?」
顔が一気に赤くなるのが分かった。
人間、本心が隠せない時がある。
もう、どう言い訳したらいいのか分からない。
すると、しぃが優しくあたしの体を引き寄せて一緒に毛布にくるまった。
「これからはママのカフェを一緒にやる。凪が結婚祝いに店を譲ってくれた。僕はここでママと生きて行く。もうどこにも行かない。……ママ、ずっと、こうしたかった。この手で触れたかった」
あたしも……。
「お帰り。しぃ」
人魚姫はいつだって愛する人の事を深く想ってる。
例え泡になろうとも、その人の幸せを願い、守る。
でも、男の人魚はちょっと違う。
愛する人をとことん愛して、愛されてしまう。
きっと素敵な魔法をかけられた。
永遠に解けない深い愛の魔法。
ずっと愛してくれる。
ずっと大事にしてくれる。
そして、あたしもずっと愛し続ける。
すっぽんぽんのあなたを。
~完~
2013年12月2日 霧の深かった日