vampire*love2
権力なんて私は嫌いだから。



始祖ヴァンパイアであることも嫌いだから。


ましてやその王であるなんて



思い出したくもない事実だから。




なのに、私はその大嫌いなものたちを全て使って脅しをかけている。



それでもなかなか行動を起こそうとはせず、じっと私を見つめる昌。



「昌、これが最終警告よ、キキョウの術を解きなさい。」



昌は困ったような顔をして、キキョウへ向けて指先を動かした。



「よくも、だましたわね!」



キキョウが解放された証拠に、キキョウはここぞとばかりに昌に悪態をついている。
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