vampire*love2



記憶のカケラが頭の中に流れ込んできたと同時に、


柳葉さんの血が、身体へ入っていく感覚がする…


そして、血にふれた細胞一つ一つが過剰に反応する…


喉や、全身が熱くなる。


ただただ、目の前の男の血が欲しくなる。


「欲しいか?」


血に濡れた手首を私の目の前に見せる…



ポタッ…


顔に、一滴の血が落ちてきた。




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