紅蓮の鬼
「気になって調べてみたけど、鬼とヴァンパイアの関係はまだ解明されてなくて、」
ポリポリと頬を掻く。
「サラッと受け流して。俺の憶測に過ぎないから」
そう言って彼は「あはは」と笑った。
「…………………」
――……雑すぎる…
ワタシは息をついた。
「俺らは血を欲するけど、お前らは欲しない」
楓太はキリッとした表情を見せる。
「たぶん、ある動物から別れたお前らの先祖は、血を欲したくなかったんだと思う」
「……………………」
「でもヴァンパイアはお前の知っての通り、血を飲まないと生きていけない」
「……………………」
「だから、血を水か何かで薄めて飲んでいたんだと思う」
「……………………」
「そんなことを何百年と続けているうちに、ヴァンパイアの吸血行動が遺伝子から薄れていった」
「……だから今はそれが無い、と?」
ワタシが聞くと、楓太は頷いた。