紅蓮の鬼



そんなことがあった日のちょうど五日後だった。


外へ出ると、日が傾き始めていた。


「お、いいところに来たな」


「楓太」


彼は鴉と戯れていた。


肩にもいるし、頭にも停まっている。


楓太は五日に一度くらいの頻度で、夕方に鴉と戯れていた。


「いいところ?」


――何のことだろう


ワタシは首を傾げた。




< 430 / 656 >

この作品をシェア

pagetop