同居人はNo.1ホストー3ー完
モニターを見た瞬間、あたしの上がっていた肩が一気に下がる。
「今、開けるね」
あたしは、そう言ってボタンを押し後ろにいる徹夜達を見る。
「春綺君だった……
あーもー……本当、心臓に悪いわ」
あたしは、加速した鼓動を落ち着かせて玄関に向かう。
でも、本当に良かった……
尚希が、帰って来るまでに春綺君が来てくれて………
ガチャ……
(ごめんね、遅くなって)
そう言ってお酒が、何本も入ったコンビニ袋をあたしに見せる春綺君。
「ううん、大丈夫
でも、良かったー
もしかしたら、尚希じゃないかって思って超焦ったよ」
あたしは、苦笑いをし春綺君に言う。
(だね。
尚希に見つかったら、アウトだよね)