アンサツシャ
(……何だろう……携帯かな?)
レインの寝ていたベッドの横に落ちていたので、レインの物だと思い拾ってみた。
見た目はスライド式の携帯電話の様だが、スライドさせて見てみると明らかにボタンの配置が違う。
(…………勝手に見ちゃ駄目だよね。
………………でも忘れてってるんだし……。
連絡先が入ってるかもしれないから……。
見ちゃおっと)
恋華は興味津々な表情でボタンを押しだした。
(んー、操作がわかんない……。
やっぱり携帯じゃないんだ。
……ん?
何か文章出てきた……。
って、何この暗号みたいな文字……)
画面には暗号のような文章がズラッと並んでいる。
恋華はとりあえずページを進めていった。
(あ、この辺読めるとこある……。
『組織『グロリア』』
『暗殺』
…………これ何かヤバイかも……)