甘い疑惑
撮影が終わり帰宅途中。鈴音が軍司に絡まれているのを目撃した光。
「鈴音、金持ってんだろ?今じゃ日韓で有名な女優だもんな!」
と 詰め寄る。
「…お金なんてないわよ…。(お姉様…助けて……!)」
「お母さん!」
「光…!」
と 光に走って行く鈴音だったが軍司に道をふさがれた。
「そう簡単に逃がさねーぞ。お前は一生俺のメス奴隷なんだよ!」
と 抱きしめる。鈴音は軍司を突き飛ばし
「いやっ!あなたとはもうとっくに終わってます!!」
と 睨みつける。
「…なんだその口のききかたは!なんだよその目は!!あのお姉様とかゆうババーに洗脳されたかてめー!昔のおまえは俺に従順なメス奴隷だったのによー!!」
と 鈴音に殴りかかったが鈴音は光のうしろに隠れた。
「やめてください!!誰だか知りませんけど今日はおひきとりください。」
と 冷静に言う。
「俺はなぁ、おまえの父親なんだぞ?(このガキからも金とってやる!たぶん俺の子だ!!)」
「デタラメ言わないで!」
「うっせぇ!てめーは黙ってろ!なぁ、光!」
「(…なんでお母さんの元カレってこんな面倒くさい人ばっかなんだろ。)あなたが父だという証拠はあるんですか?」
「はぁ?!てめー。なんで信じねんだよ!!この親不孝者!!」
「(…バカ?)ホストなんですよね?信じられるわけありません。」
「このクソガキ!!職業差別すんな!!」
と 光を殴る。
「いやっ!」
と 叫ぶ鈴音。
唇を切った光はニヤリと笑みを浮かべ。
「だからなんですか?全部録音させてもらったのであなたのことを警察に言います。来てください。」
と 腕をひっぱる。
「やめろ!はなせ!!おい!はなせよ!!」
「いいじゃないですか。お父さん。」
と 冷ややかにみつめる。
「おまえなんか俺の子じゃねーよ!はなせ!!」
と 必死に逃げようと光からはなれる。
「わかりました。」
と 手をはなすと軍司は勢いあまってこけた。
「痛っ!…おぼえてろよクソガキ!!」
と 走り去る。
「光…ありがと…ありがと…!」
と 光に抱きついて泣く鈴音。
「お母さん…帰ろ。」
と 肩をささえ歩きだした。
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