ケータイ小説 『肌』 著:マサキ
ケータイ小説が有名になって、けっこう経ちました。
好きな人もいれば、厳しく批判する人もいます。
私の知り合いにも、ケータイ小説に悪いイメージを持つ方が少なからずみえます。
その方達も、自分の価値観で物事の良し悪しを決めているので、それを否定する気はありません。
私個人の意見を言うとしたら、「知りもせず否定するのはもったいないよ」なのですが、真逆の意見を持つ人にこの考えを押し付ける気もありません。
どんなことにも、良く言う人もいれば悪く言う人もいる。それだけです。
欠点をあげつらねたり、悪く言うのは簡単なことかもしれませんが、それを受けた側の尊い価値は、どんな言葉を受けようと変わりません。
創られたことが、すでに貴重なのだ、と。
このサイトをはじめ、ケータイ小説を前面に押し出しているようなサイトには、小説を書いてみえる方や愛読者の方々が多いかもしれません。
ただ、それを否定されたからといって、恥じる必要はないと思うのです。
いろいろな作品があると思います。
書き手の方が楽しめているのなら、読む人がワクワクできるのなら、それはその人にとって、とてもいい習慣なのだと思う。
書くのが好き。
読むのが好き。
それだけで充分、ケータイ小説が存在する意味はある。
そういった気持ちを含め、ケータイ小説というものがずっと続く文化であってほしいと願うし、それが、電波を介して見知らぬ誰かの心に届いたら、幸運がひとつ増える。