seven kisses
「拓巳〜!! もう言った?まだ言ってなかったらマジでゴメン。梨絵ちゃんも許して〜!!」



テレビから流れる大浦先輩の声だけが、静かな部屋の中に響いている。

振り向いた先輩と目が合って、思わず吹き出してしまう。



「信じらんねえよな、あいつ。人の人生の一大事に、あり得ねえだろ。」

「でも、すごく大浦先輩っぽい。ああやって、意図してないのに、みんなを楽しませちゃう人だから。」

「まぁ、な。」



テレビのスイッチを切って、先輩が私の正面に座った。

顔は笑顔のままだけど、今から真剣な話をしようとしているのが読み取れる。



もちろん、今の話だよね?

そう思ったら、ドキドキが止まらない。

大浦先輩が言ってたこと、信じていいのかな..........

この期に及んで、不安になってくる。
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