キス・キス・キス
三回目は誰もいない学校の正面玄関。その時は額と額をぶつける。
私が志村くんのキスを拒まなかったのは、村の掟があったからじゃない。もともと好きなタイプだったし、もし男子が女子と同じ人数だったとしても、やはり私は彼を選んでいたと思うからだ。
そう自覚…いや、自分を納得させた。次の早朝、登校してみれば私の机に一冊の本が置かれていた。タイトルは『上手なキスの仕方』発行元を見ると村役場村民保護課と書かれている。お母さんから話には聞いていたが実際、自分が保護対象になるとは思わなかった。
志村くんにも本は送られていたのだろう。その日の彼のキスは前日のそれとは違った。私の背中は彼の手に添えられ、カラダは徐々に弓状に曲げられる。そして顔の角度を変えキス!これは18ページ目に図解式で書いてあった高等テクニック③だった。
それを境に私と志村くんは怒涛のごとくキスの回数を重ねた。登校時、昼食時、授業中、下校時、それはもう人目を憚ることなくキスをしまくり、土日などは唇が腫れ上がるぐらいキスをした。頭がおかしくなるかと思った。
私が志村くんのキスを拒まなかったのは、村の掟があったからじゃない。もともと好きなタイプだったし、もし男子が女子と同じ人数だったとしても、やはり私は彼を選んでいたと思うからだ。
そう自覚…いや、自分を納得させた。次の早朝、登校してみれば私の机に一冊の本が置かれていた。タイトルは『上手なキスの仕方』発行元を見ると村役場村民保護課と書かれている。お母さんから話には聞いていたが実際、自分が保護対象になるとは思わなかった。
志村くんにも本は送られていたのだろう。その日の彼のキスは前日のそれとは違った。私の背中は彼の手に添えられ、カラダは徐々に弓状に曲げられる。そして顔の角度を変えキス!これは18ページ目に図解式で書いてあった高等テクニック③だった。
それを境に私と志村くんは怒涛のごとくキスの回数を重ねた。登校時、昼食時、授業中、下校時、それはもう人目を憚ることなくキスをしまくり、土日などは唇が腫れ上がるぐらいキスをした。頭がおかしくなるかと思った。