恋の行方〜甘い約束〜
ブランコごと引っ張って自分の方へと引き寄せる。





「もうひとつ約束して。

そんな風に悪い方向に俺との事考えないって約束して。」





悲しげな顔をしてた花梨の瞳が揺れた。





「まだあれから日も浅いし、手を繋ぐ以上は花梨が嫌がると思って我慢してたんだよ?


触れてもいいっていうならとっくに抱き締めてるよ。」





後頭部に手を回してコツンとおでこをくっつけた。





小さな体がビクンとしたのが伝わってくる。





「ほら。本当はまだ怖いんでしょ?無理しなくていいんだ。

何があっても絶対俺は花梨の側から離れない。

離れたくないって病院でも言ったよね?

ゆっくり、克服していこう?」





おでこを離して、頭をなでた。




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