大切な人 -永遠なんて存在しない-

由香side


私が真里と瞬くんに話したら
瞬くんが一緒にと言って付いて来てくれた。

「…川本、来たぞ。」


今日は、ちゃんと言わなきゃ…伝えなきゃ。

「待たせてごめんな?」

「大丈夫だよ」


圭吾が走ってきてくれて嬉しかった。
だけど
次に圭吾が発した言葉が信じられなかった。

「俺…邪魔じゃね?」


…え、何で?
そんなこと言わないでよ。


寂しくなるから…


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