お前は俺がもらう
「……」
どうして、楊さんの短パンが
結耶のところにあるの?
聞きたいってのはあるけど余計な口出しは
私には関係のないこと。
昨日助けて貰って
知り合ったばかりの
他人の私に話せるわけがない。
私は、結耶のことどう思ってるの?
好きなのかわからない。
ただ、温もりを感じたいだけ
だから、誰とにも好きにならない。
「って、何でテイシャツに短パンなのよ!
みて!足!腕!顔!無数の痣!
包帯!絆創膏!
それに、昨日と今日よっ!?
捺衣ちゃんには、悪いけど
こんな肌を見せる服は、
着させられないわ!」
「私は、別に…」
「だめよ
よくないのよ
捺衣ちゃんに昨日に今日も
あんなこと合わせるのは
私にも守れる保証がない…」
「……ごめんなさい
迷惑かけて
いきなりお邪魔して」
「楊、てめぇなに余計なことばっか
抜かしてんだよ
捺衣も謝んなくていい。
お前が言い出したことだろ
守れる保証がないなら
はなから出掛けようとすんな
捺衣の気持ちもわかってやれよ」
さっきの空気より
いてかわって重い空気が室内をかえる。