ヤンキー少女は純情ちゃん!



…………。


あれ?反応なし?


「……智?」


「っ!……はあぁぁあ!?拓巳ってあの拓巳?!……は!?」


驚き過ぎだろ…

それより。


「智!熱い!……頭めっちゃ熱い!」


「……あ。わり」



わり、では済まされないと思う。

めっちゃ熱かった。


火傷しそうだった。


少ししたら智は落ち着きを取り戻したらしく、また再開した。

「……で、拓巳転校して来て楓はそれが嫌だと」


「そう。悠は爆笑だし千春は適当だし、誰一人真面目に考えてくんないんだよ。だから最後のあたしの希望の智に相談しようかと」


「……祥は」


「そもそも祥は拓巳の存在を知らないじゃん」



< 199 / 311 >

この作品をシェア

pagetop