ヤンキー少女は純情ちゃん!
…………。
あれ?反応なし?
「……智?」
「っ!……はあぁぁあ!?拓巳ってあの拓巳?!……は!?」
驚き過ぎだろ…
それより。
「智!熱い!……頭めっちゃ熱い!」
「……あ。わり」
わり、では済まされないと思う。
めっちゃ熱かった。
火傷しそうだった。
少ししたら智は落ち着きを取り戻したらしく、また再開した。
「……で、拓巳転校して来て楓はそれが嫌だと」
「そう。悠は爆笑だし千春は適当だし、誰一人真面目に考えてくんないんだよ。だから最後のあたしの希望の智に相談しようかと」
「……祥は」
「そもそも祥は拓巳の存在を知らないじゃん」