モラルハザード
そうよ、私には莉伊佐がいる。
こんなに可愛くて、賢い莉伊佐。
プリスクールの誰よりも聖英幼稚舎が似合う。
まずはそれが目標。
だから、二人目なんて考えることは出来ない。
そう思うと、なんだか心にたまったもやもやしたものが
一気に消えてしまったような気分になって小躍りしそうになった。
「莉伊佐、莉伊佐、ママと頑張って聖英幼稚舎に行こうね」
ジュースは?と尋ねる莉伊佐のことなど、お構いなしに
私は莉伊佐を抱きながら軽くステップを踏んだ。