オレ様になりたくて…。
実は今、アタシ達が向かっているのは、とある乗馬クラブ

何と、そこにチャラ男が

いや、チャラ男んちが所有する馬がいるらしい

チャラ男んち馬持つって…




ゴールデンウィークにも関わらず、完全会員制の乗馬クラブは空いていた

って言うか貸しきられていた

って言うかチャラ男んち一体、何やってんの?




「難波さん、オレの馬に一緒に乗って。オレの愛馬、loveちゃんで~すっ」

若干、馬に同情する

「何で、てめぇと乗らなきゃいけないんだよ」

「だって難波さん、乗れないっすよね?」

「えぇぇ~ずぅるぅいぃ~!私も布施さんと一緒に乗りたい~」


怪物瀬尾が話に入ってきた

ってゆーか、私もとかやめろよ

アタシは一言もチャラ男と乗りたいとか言ってねーし

すると、見かねた爽やかくんが

「じゃんけんで決めましょうか?なっ?太一もそれでいいだろ?」

と何とか場を納めてくれた

その結果、執念で怪物瀬尾がチャラ男とペアになった

チャラ男はぶうぶう言いながらも、怪物瀬尾を自分の馬に乗せてやった


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