オレ様になりたくて…。
漸く言ってる意味を理解したオレは


「ずっと言ってるっしょ。オレがヒーローになって悪を倒してやるって」


そう言いながら難波薫子の見た目より華奢な体をギュッと抱きしめる


ボコッ


「うっ…」


「調子に乗るんじゃねーよ」


やっぱ…そうっすよね?


だけど、ほんの少しいつもより、殴り方が優しくて

漸く何かが動き出したんじゃないかって思うと

嬉しくて腹に入った拳の痛さは全然、感じなかった

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