【砂漠の星に見る夢】
イシスはネフェルのぬくもりに身をゆだねながら、ふと我に返り顔を上げた。
「でも、どうやって入ってきたの? 番人がいたでしょう? クフはあなたがここに来ることをとても警戒していたのよ」
急に心配になり怯えたような目を見せたイシスに、ネフェルは優しく微笑んだ。
「番人は君を心配するあまり、一時的に目が見えなくなったようだよ」
「えっ?」
「そして、君を心配する侍女が危険を顧みず僕のところに訪ねてくれて、君の居場所を教えてくれたんだ」
―――カイとマヤだ。
発覚したなら命はないかもしれないというのに、危険を顧みず自分の為に動いてくれた二人の想いに、イシスの胸は熱くなった。
今までたった一人で孤独な中、生きてきたと思っていた。
周りの誰も信じられず心を開くことができなかった。
そんな中、自分の身を危険にさらしてまで私のことを考えてくれる人がいたなんて……。
発覚したなら命はないかもしれないというのに、危険を顧みず自分の為に動いてくれた二人の想いに、イシスの胸は熱くなった。