【砂漠の星に見る夢】
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そんな頃、以前から病気がちだったファラオが病に倒れ、宮殿内は慌しい雰囲気に包まれていた。


中でも誰よりも焦りを感じていたのは、へレス第二王妃だった。


今ファラオに死なれては、間違いなく次期ファラオはネフェルに決まってしまう。


そうなるとメルサンクがファラオの生母・皇太后と崇められ、へレスの立場は地に落ちることは容易に想像がついた。


なんとかしなければならない。


文字通りへレスは切羽詰った状況だった。



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