【砂漠の星に見る夢】
するとネフェルはニコリ笑い、スッと人差し指を天に向けた。
次の瞬間、ヒュンヒュンと何かが高速で回転するような音が響き、みるみる太陽の光が遮られていき、大きな雲から巨大な円盤がゆっくりと姿を現した。
民衆たちは目と口を開き、呆然と天を仰いだ。
帰還祭で一度見た船だったが、これほどまでに間近で確認すると、その異様な迫力に圧倒され、無言で跪く者も少なくなかった。
「あの船の底から放たれる光は、一時的に物量を軽くすることができます。あなた方には苦なく巨石を運び、積み上げる作業をしてもらいましょう。積み上げ方法はこの船が光をもって指示してくれます」
民衆達は巨大な船を前に言葉もなく、ただ頷いていた。