Yucky☆マニア~Special Fan book~
「…え??」


「エロいことはダメだけど、キスならいーんだろ??」



ふふーん。
イイコト考えた。


ニヤリと笑いながらカワイイカワイイ美織ちゃんにそんな質問を投げつけると




「…え!?」




美織はビクンと体を後ろに引き気味に
若干怯えたような瞳で俺を見つめる。





あー、ヤバイ。
素直な美織も好きだけど、俺はやっぱりドSだからこの怯えた表情が好きなんだよな~。




そんな鬼畜なコトを考えながら



「キスなら許してくれるんだよな?美織。」



俺はアイツを抱き寄せる。





戸惑う顔が月明かりに揺れる
水に濡れた唇が何とも言えず色っぽい



美織の唇を自分の親指でなぞりながら
幼なじみじゃなくオスの目で
アイツの全てを欲しがるオスの目でそう尋ねると



「…あ、あの…。」

「…なんだよ。」

「…う、うん…。キス…だけなら。」



怯えたメスウサギちゃんは、こんなかわいい言葉を口にする。





――ふふん、言ったな。





その言葉を聞いてニンマリとほほ笑むと


「じゃぁ、美織から俺にキスしろ。」


「え、えぇーーっ!!?」


「キスならいいんだろ?キスなら。
ホレ、キスしろ。」


「う、うきゃぁ!
キョウちゃんっ!!」



そう言って、俺はアイツの膝を腕に絡めてヨイショっと抱き上げる。





抱き上げて下から美織を見上げると
俺の額にアイツの髪から垂れた雫がポタポタと落ちてくる。



困った顔して
恥ずかしそうに俺を見つめる美織



モジモジして
ソッポを向いてみたり
下を向いてみたり
イジイジして忙しい美織。



――カワイイなー、コイツ。



「あーのーなー。
キスならいいって言ったのは美織だっつーの。
ホレ。覚悟決めて俺様にキスしろ。フレンチで許してやっから。」


そう言って
少しだけアイツのカラダをユサユサと揺すると


「ム、無理!!
恥ずかしいもん!!」


アイツはこんなかわいくない一言を口にする。


< 90 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop