傍にいさせて





「ううん、私お母さんに付いてくよ」


「いいの…?」


「うん

それに、お母さん一人にしたら、ちゃんとご飯食べないでしょ?」


「そうね……ありがとう、夏恋」




そんなこんなで、私の引っ越し&転校が決まった。



入学して2ヵ月だから、学校にそんなに思い入れがある訳じゃないし。


友達っていえるような人も出来なかったしね。


次の学校では、出来るといいなぁ…。












その日の夜は荷造りに追われ、あらかた片づいたのは、深夜だった。




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