傍にいさせて
―――――……
「夏恋ー!準備できたぁ?」
「今行くー!」
次の日の朝、学校に転校手続きをするために、お母さんと一緒に、学校に行くことになった。
校長先生と教頭先生と話をして、無事手続きは終わった。
次は、引っ越し先の新しい学校に挨拶に行くんだけれど、何故か「私が行ってくるから、夏恋は先帰ってて!」と言って、お母さんが私を置いて行ってしまった。
「まぁいいか…」と、特に気にすることもなく、一人で家に帰ることにする。
今住んでいる家(アパート)までの道のりに商店街がある。
平日といっても、この辺はいつも賑やか。
この風景が見れなくなるのは、寂しい…かな。