わたしの彼氏は芸能人。
少しウトウトしながらも頑張って優真くんの帰りを待っていた。
8時前には…
とメールで言っていた優真くんだが8時すぎても帰って来なかった。
急遽仕事が入って帰って来れなくなっちゃったのかなと思っていると鍵を開ける音がした。
『優真くん?』
玄関に行く優真くんの姿。
「ただいまー」
ニット帽にサングラス姿。
Tシャツにスウェット姿。
久々にサングラスをしている優真くんを見たためか緊張気味でハグをした。
「食べる物考えた?」
『考えたけど、優真くんが気に入ってくれるかはわからない』
「なに?」
『じゃじゃーん!』
優真くんと手を繋いでリビングに行くと目を丸くして驚いてくれた。
「すげぇー!結菜が全部作ったの?」
『うん。』