先輩がドジ女に恋をした。
「どうしたんですか?」
「・・・・会いにきた。」
ってなに言ってんだ、俺!?
いや、あながち間違ってないんだけど。
「え!?」
びっくりしたように、頬を染める。
「そうじゃなくて。
いや、そうはそうなんだけど・・・・ちゃんと用事もあるんだ!」
「はい?」
首をかしげる。
そんなしぐささえも、可愛くてしょうがない。
ホントに、こんなに可愛い子が彼女でいいのか?
やばい、にやける。
「ちょっと、いいかな?」
「はい!」
俺は、さすがにこんな大勢の注目の中デートに誘うことはできず、優羅ちゃんを連れ出した。