まっすぐなキミにまっすぐな愛を。




まぁ…そりゃそうなるよね。



あは、みんな必死…。


立石先輩に気に入られようと殺気さえも感じられるこの大群。



いつの間にかあたしらの周りにはグルッと円が。




そんな彼女らに一言。



「…悪いけど…辻が恐がってるから。」



いやいやいや、今の違うでしょ。


確かに多少は恐いけど!

否定はしないよ、視線が恐いもんっ



でも明らかに嫌そうなのは立石先輩の方。

まぁ女嫌いだもんね、だけど優しいから言えないのか…。



なぁんか、先輩も大変だなぁ…。




「でもっ!先輩女嫌い治ったんじゃないんですか!?」



必死に言うセンターの女の子。

おぉ化粧濃い。


おぇ香水臭い。




「…辻限定だから、俺が甘いの。」





…へっ?



ヤバい、あたし顔真っ赤かも。



それって…。





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